〜脳神経内科専門医が教える「震え」の正しい見分け方〜
「最近、手が震えるようになった」
「字を書くときに手が思うように動かない」
「じっとしていると手が勝手に動く気がする」
このような症状があると、
「パーキンソン病ではないか」「脳の病気ではないか」
と不安に感じる方は少なくありません。
医学的には、震えのことを**「振戦(しんせん)」**と呼びます。
しかし実際には、震えの原因はパーキンソン病だけではありません。
体質によるもの、加齢に伴うもの、薬の影響、あるいは震えではない別の運動障害の場合もあります。
脳神経内科では、「どんなときに、どのように症状が出るか」を丁寧に診察することで、原因を見極めていきます。
〜「いつ」症状が出ますか?〜
震えの診断で最も重要なのは、
症状が出るタイミングです。
① じっとしている時に震える
👉 パーキンソン病などが疑われます
② 何かをすると震える
👉 本態性振戦などが考えられます
③ 字を書くときだけ、手がうまく動かない
👉 書痙(しょけい)という病気の可能性があります
※これは震えと間違われやすい運動障害です。
本態性振戦(ほんたいせいしんせん)
最も多くみられる震えの原因です。
パーキンソン病
脳内の神経伝達物質(ドーパミン)が減ることで起こる病気です。
書痙(しょけい)
「震え」と誤解されやすい、別の運動障害です。
その他の原因
早めに受診をおすすめする症状
このような場合は、早めの専門医受診が大切です。
当院では、脳神経内科専門医が
を行い、
「震えなのか」「震えではないのか(書痙など)」を含めて丁寧に診断します。
すべての方に検査を行うわけではなく、必要な検査のみを選択します。
震えや書きにくさは、日常生活や仕事に大きな影響を与えます。
「年のせいだから」「気のせいかもしれない」と我慢されている方も多くいらっしゃいます。
しかし、原因が分かれば対処できる症状は少なくありません。
パーキンソン病であっても、早期に治療を始めることで、これまで通りの生活を続けることが可能です。
不安を一人で抱え込まず、どうぞお気軽にご相談ください。